「おふくろ」那覇 県庁前: 路地裏にある桃源郷・・・

Okinawa

沖縄には、東京ではあり得ないコスパを誇るお店が多数あります。

そんな中で、この「おふくろ」は特に群を抜いています。

道楽でやっているのか・・・、というレベルで、お店の営業努力には頭が上がりません。

「おふくろ」とは

「おふくろ」とはどんなお店かというと、沖縄おでんがメインの家庭料理居酒屋です。

沖縄おでんと言っても、普通のおでんと大きく変わらないですが、沖縄独特の具材があるということですね。

例えば、「テビチ」とか「チマグ」とか。あまり聞きなれない具材も。

これら沖縄おでんがオーダー式の食べ放題で頂けるのが、「おふくろ」です。

食べ放題はおでんだけでなく、刺身や海ぶどう、島らっきょ、ゴーヤチャンプル等々の一品料理も頂けます。(おでん以外はバイキング形式)

全てのお料理が本当に美味しいんです。常連さんの中には、お酒を飲まずに小一時間でおでんだけ食べて帰るような方もいらっしゃいます。

なお、ドリンクは飲み放題。お値段はドリンクの種類と時間の違いで2,000円 or 3,000円の2コース。

食べ飲み放題でこのお値段。いやいや、驚愕のコスパです。

赤提灯が桃源郷へ誘います。
女将さんと大将のお二人で切り盛りされています。

カウンターはおひとり様でMAX 5人くらい座れます。筆者は一人で伺うことが多いですが、カウンターでオリオンビールに全集中です。

二人の場合は、テーブルか座敷が基本ですね。そんなに広いお店ではないので、基本は相席となります。そのコンパクトな感じが逆にいい味出してます。

驚愕の食べ飲み放題コース

今は上述の通り、2コースあるのですが、元々は2,000円コースのみでした。

それがコロナ禍中に3,000円コースが爆誕し、道楽レベルに拍車が掛かりました。

2,000円コースと3,000円コースの違いは下記の通りです。席の時間と飲み放題のルールに違いがあります。

2,000円コース3,000円コース
時間2時間(ラストオーダー 1.5時間)3時間(ラストオーダー 2.5時間)
ビール3杯まで無制限
酎ハイビールと合計で5杯まで
(例: ビールを3杯飲んだら、酎ハイは2杯まで)
無制限
ドリンクの種類〈ビール〉
・麦職人
・オリオンドラフト(小瓶)
・75 BEER
〈酎ハイ〉
・レモン
・梅
〈その他〉※無制限
・泡盛(瑞泉SKY、残波黒 etc…)
・ソフトドリンク(コーラ、ウーロン茶 etc…)
2,000円コースに加えて・・・
〈ビール〉
ハイネケン生
ギネス(瓶)
コロナ
〈酎ハイ〉
・シークワーサー
〈その他〉
・ハイボール
・ワイン
沖縄にはこのようなビールのおかわり数に制限があるお店はよくあります。泡盛はどんなお店もほぼ無制限。泡盛文化ですね。
2,000円コース(この時点であり得ないレベルのコスパ)
3,000円コース(ビール好きには理解不能なレベルまでコスパは上り詰める)

筆者がおふくろを初めて訪れたのは、まだ3,000円コースが存在しなかった5年ほど前ですが、2,000円コースでも充分度肝を抜かれるコスパでした。

ただ、ビール好きとしては、ビールがMAX 3杯までというのは、やはり物足りなさがあったのは正直なところです。

そこに、ビール無制限の3,000円コースという完璧な補強がなされ、私の中で「おふくろ」は夜の沖縄で代えの効かない絶対エースとなりました。

2,000円コースのラインナップにも75 BEERが入っているという意味不明な豪華さですが、3,000円コースになると、ギネスやハイネケンも入ってくるという確変が起こります。

もう、頭がバグりますね。。

おでんの注文票。単品注文時の値段が記載されていますが、これが役目を果たすことは恐らくない。

おでんは注文票に数を記載して店員さんに渡します。もちろん何回注文してもOKです。

具材ごとに値段が記載されていますが、上述の食べ飲み放題コースであれば、好きなだけオーダーできますので、気にする必要はありません。

というか、そもそも「おふくろ」で単品注文という稀有な選択をする方は存在しないと思います。(そんなお客さん見たことない・・・。)

※コースではなく単品を選択するメリットなど皆無だと思います。ドリンクも飲まず、ただじゃがいもだけ食べたいとか、超特殊事情がない限り食べ飲み放題コース一択です。

おでん以外のお料理は大皿のバイキング形式です。定番メニュー(刺身、島らっきょ等)と日によって入れ替わるメニューが若干あります。

おでん以外はカウンター横に並べられた大皿料理をセルフで取りに行きます。

どれも丁寧な家庭料理で、何回行っても飽きがありません。

沖縄には食べ飲み放題のお店が多々ありますが、チェーン店系はお世辞にもお料理のクオリティは高いとは言えません。

「おふくろ」のお料理は一品一品に優しい愛情が感じられ、その差は明確です。

「おふくろ」の魅力

2,000円 or 3,000円で、しこたまビールと美味しい沖縄おでんが頂ける、というのがもちろん最大の魅力ですが、お店の温かいどこか落ち着く空気感もお客さんを虜にするのだと思います。

お店を切り盛りしている女将さんと大将は決してお客さんと積極的に絡まれるタイプの方ではありませんが、おでんを出して下さる時の所作やちょっとした一言に自然な愛情を感じます。

席を立つお客さんは皆、お二人に向かってお礼の言葉と「美味しかったです。」「また来ます。」といった言葉を掛けて出ていかれます。

こんなお店が家の近くにあったら絶対毎日来るし。

また、ホールで働かれているのは、若いアジア系の男の子です。(ほぼ毎回同じ方がいらっしゃります。)

この子がまたデキる。だいたい一人でホールを回しているのですが、怒涛のドリンクオーダーを的確に捌いていきます。

筆者は嫁さんから事あるごとに「男は二つのことを同時にできない」というディスりを受けていますが、この彼はテーブルを片付けている最中に複数のオーダーを同時に受けるような状況になっても、全て忘れることなく完璧に処理していきます。

もし自分だったら頻繁に忘れて、「さっきオーダーしたビールはまだですか?」というツッコミをお客さんから受けていると思います。(上記のディスりはつまり正しい・・・)

「おふくろ」攻略ノウハウ

注意点は、おでん以外のバイキング形式のお料理は補充が基本ありませんので、時間と共に大皿は空になっていきます。

つまり、開店間近の早い時間に行くのがオススメです。

唯一、私が知る限り、刺身だけ1回補充があります。刺身は最も人気があるお料理なので、17時開店で18時にはもうほぼ空になります。その補充が19時くらいにだいたいあります。「刺身、出てきたよ」と常連のお客さんから丁寧に教えて頂いたことも。

私は島らっきょが大好きなので、島らっきょがあるのは嬉しい限りです。

島らっきょとオリオン小瓶でスタートが基本形
一品料理の一番人気、刺身
おでんもおかわり。大根、葉野菜、厚揚げ、牛すじ串等・・・

店舗情報

「おふくろ」はゆいれーる県庁前駅から徒歩3分ほどの場所にあります。

休みや日祝、木の基本は週2日間。(昔は日曜のみだったようですが、数年前に木曜も休みとなりました。)

大将、女将さんのお二人で切り盛りされていますので、無理せず末長く営業して頂けることを祈っています。

ビールを欲する身体をに仕上げて、万全の態勢でぜひ訪れて下さい!運が良ければ予約なしでも入れますが、事前の予約がオススメです!

店名おふくろ
場所ゆいレール 県庁前駅 徒歩5分
住所沖縄県那覇市久茂地1-8-7
地図
TEL098-868-6721
営業時間17:00 – 24:00
休み日・祝・木
価格2,000円 or 3,000円(2コース)
特長食べ飲み放題のおでんが主役の沖縄家庭料理居酒屋
おひとり様大歓迎

コメント

タイトルとURLをコピーしました